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がんばろう ふくしま! ~福島県男女共生センター
┌――┐ 『女と男の未来館』メールマガジン vol.132 2015.4.28発行
|\/│ 発行主体 福島県男女共生センター「女と男の未来館」
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皆さまこんにちは。
福島県男女共生センター「女と男の未来館」メルマガ132号をお届けします。

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■■■ メニュー ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■◇◇◇■■
●―ハナミズキ通信―●
○ 『読まず嫌い、児童文学を読む』

●―図書室だより―● 
○ 図書室企画展示のお知らせ
○ 今月の新着オススメ本
○ 当センターの図書がお近くの図書館から借りられます!

●―講座・募集・相談情報等―● 
○ ~女性による女性のためのカウンセリング~
○ 女性のための電話相談・ふくしま
○ 男性相談員による相談
○ 法律相談
○ 「内職」の求人・依頼を募集しています!
○ 福祉用具の展示・紹介・相談を行っています!
○ 県民介護講座のごあんない
○ 原子力災害避難者の方への宿泊料助成
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 ハナミズキ通信
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『読まず嫌い、児童文学を読む』

 2014年、児童文学作家の上橋菜穂子さんが国際アンデルセン賞作家賞を受
賞しました。この賞は「小さなノーベル賞」とも呼ばれるほど児童文学の世
界では栄誉あるもので、日本人女性としては初めての受賞でした(ちなみに、
日本人初の受賞者は童謡「ぞうさん」の作詞などで有名な詩人のまどみちお
さんです)。
 上橋さんの『精霊の守り人』に始まる"「守り人」シリーズ"は絶大な人
気を誇り、以前よりアニメ化はされていましたが、2016年から初めて実写ド
ラマ化されることが発表されました。主演は、大河ドラマ「八重の桜」での
凛とした八重の姿が記憶に新しい綾瀬はるかさん。原作はファンタジーなが
らアクションの激しい骨太のストーリーなので、見応えのある映像を今から
期待してしまいます。
 などと知ったかぶりで書き散らしましたが、児童文学に疎い私は国際アン
デルセン賞のニュースを目にするまで上橋さんの作品を読んだことはなく、
全くのにわか知識です。小説のドラマ化、しかも主演が今を時めく女優さん。
ミーハーな気持ちで初めて、センター図書室にある『精霊の守り人』を手に
取りました。
 主役はアラサーの女用心棒バルサ。冒頭から児童文学への思い込みが覆さ
れたようでした。児童文学といえば、主役はやはり読者が感情移入しやすい
ような青少年なのかと思っていたのです。しかし、バルサは年齢や性別に縛
られない、鍛え上げた体と心の強さを持った相当にクールな女性でした。
唯一彼女を縛っていたものは、彼女自身の悲しい過去だったと言えるかもし
れません。物語の初めはただただ格好いいと思っていただけのバルサの強さ
の秘密や、時代と共に書き換えられてしまった歴史に翻弄される登場人物た
ちの姿に触れた時、私は児童文学やファンタジーを少し甘く見ていたなあ...
と気付きました。
 上橋さんは作家であると同時に文化人類学の研究者でもあります。オース
トラリアの先住民アボリジニの研究をされていて、研究や旅行での世界各地
の思い出をまとめたエッセイ『明日は、いずこの空の下』もセンター図書室
で読むことができます。研究者としての知識や経験が、明らかにファンタジ
ーの世界に厚みを持たせていることを教えてくれます。現実とは全く異なる
世界観ながら、無理のない説得力があるのです。だから、大人の私でも十分
に楽しめるし、図書室利用者の幅広い層の利用があるのだと今さらながら理
解できました。「読まず嫌い」が価値観を狭めていた、と言えます。
 子どもの頃にこの本に出会っていたら、もっと違う楽しみ方ができたのか
もしれません。大人のガチガチの頭で読んでいるとひっかかってしまうこと
も、子どもの柔軟な頭はファンタジーのそのままの世界をまるごと受け入れ
ることができてしまうのではないか...そんな風に思い、羨ましくなります。
 一冊の本を読んだところで、どれだけその本が良書であろうと、その「人」
を変えることは難しいことです。ただ、積み重ねた読書の経験は、確かにそ
の「人」を作るのだと思います。センター図書室で仕事を始めて、いつもは
読まないけど...と思う本も少しでも気になったら手に取ってみようと思える
ようになりました。とりあえず読んでみる。そこからさらに知りたいこと、
考えたいことが増えて新しい本を手に取り、新しい世界の見方を持つことが
できます。できれば本との偶然の出会いを楽しみたい。そして、皆さんにも
そんな出会いを作れるような図書室にできれば、と思っています。
 ということで、図書室の5月の特集コーナーは「子どもの本と女性作家」
です!ぜひご利用ください。

                           (K・S)
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図書室だより
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● 図書室企画展示のお知らせ
  5月の特集展示コーナーは、「子どもの本と女性作家」がテーマです。
 朝ドラ「花子とアン」のブレイクが記憶に新しいですが、そこで再注目
 された翻訳家・村岡花子や『赤毛のアン』...村岡花子ってどんな人?
 『赤毛のアン』をもう一度読みたい!そんな風に思った人も多いのでは。
 子どもの頃に読んだ絵本や童話...心に残るあの本を書いたのはどんな人?
 女性作家の素顔、不朽の名作を紹介します。
 ◎特集図書のリストは、こちらをクリック↓
  http://www.f-miraikan.or.jp/bookroom-blog/pdf/tokusyu.pdf
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● 今月の新着オススメ本
  図書室職員が、最新の新着図書からオススメする選りすぐりの3冊です。
  是非、一度手に取ってみてください!
  ☆『失職女子。私がリストラされてから、生活保護を受給するまで』
    【分類 2204/ヤ】(大和彩 WAVE出版 2014年)
  ☆『おひとりさまの田舎暮らし』
    【分類 4201/イ】(『いなか暮らしの本』編集部 宝島社 2014年)
  ☆『女子の人間関係 整理整頓』
    【分類 5101/ミ】(水島広子 サンクチュアリ出版 2014年)
  ◎オススメ本の詳しい紹介は、こちらをクリック↓
   http://www.f-miraikan.or.jp/bookroom-blog/pdf/sintyaku.pdf
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● 当センターの図書がお近くの図書館から借りられます!
  当センター所蔵のジェンダー、男女共同参画関連等の図書は、お近くの
 図書館を通して貸出しています。(一部の公民館図書室からも貸出できま
 す。)
 詳しくは、お近くの図書館、公民館図書室またはセンターまでお問い合
 わせください。
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|【図書についての問い合わせ先】
|  企画調査課 TEL:0243-23-8303 FAX:0243-23-8314
|  図 書 室 TEL:0243-23-8308
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 講座・募集・相談情報等
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● ~女性による女性のためのカウンセリング~
  傷ついた経験などがあって自分らしく生きられないといった女性のために、
 女性の臨床心理士による無料カウンセリング(面接/要予約)を行っていま
 す。秘密は厳守いたします。
 ・5月の相談日時:1日(金)10:00~11:00/15日(金)13:30~14:30
 ・連絡先:相談室
 ・電話:0243-23-8320
 ※詳しくはこちらをクリック↓
  http://www.f-miraikan.or.jp/topics/2014/01/post-28.html
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● 女性のための電話相談・ふくしま
  震災後、長引く避難生活や放射線の影響による不安やストレスを抱え込
 んでいませんか。女性の相談員がご相談をお受けします。相談は無料で、
 秘密は厳守いたします。
 ・フリーダイヤル:0120-207-440
 ・相談時間:月~金 10:00~17:00
 ・主催:内閣府
 ・共催:福島県
 ※詳しくはこちらをクリック↓
  http://www.h-nihonh.jp/
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● 男性相談員による相談
  相談の内容によっては、男性に対応してほしいという場合や、同性(異性)
 の方が話しやすいという方にも、利用しやすい相談窓口を設置しました。
 お気軽にご相談ください(電話のみ)。
 ・5月の相談日時:5日(火)/12日(火)/19日(火)/26日(火)
         いずれも17:00~20:00
 ・連絡先:相談室
 ・電話:0243-23-8320
 ※詳しくはこちらをクリック↓
  http://www.f-miraikan.or.jp/consultation/
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● 法律相談
  DV、離婚など夫婦、男女間に関わる問題、親権、相続、金銭問題など
 法律に関わる困った問題が起きたとき、一人でどうしたらよいかわからない
 とき、ぜひご相談ください。弁護士が相談をお受けします。
 ・5月の相談日時(面接/要予約):13日(水)/20日(水)
                 いずれも13:30~15:30
 ・連絡先:相談室
 ・電話:0243-23-8320
 ※詳しくはこちらをクリック↓
  http://www.f-miraikan.or.jp/consultation/
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● 「内職」の求人・依頼を募集しています!
  当センターでは、二本松・郡山・会津・いわきの各相談コーナーで、
 女性の就業に関する相談や内職に関するあっせん・相談を行っています。
 内職の仕事をお探しの方、内職する方を募集したい事業所等、求人情報
 をお持ちの方は、ぜひご連絡ください。
 ・連絡先:女性就業援助相談
  県北・相双担当:電話 0243-23-8307
  県中・県南担当:電話 024-927-4030
  会津担当:電話 0242-29-5588
  いわき担当:電話 0246-22-6400

 ※詳しくはこちらをクリック↓
  http://www.f-miraikan.or.jp/topics/2014/01/post-18.html
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● 福祉用具の展示・紹介・相談を行っています!
  当センター1階福祉機器展示室では、約750点の福祉用具を展示しており
 実際に体験することもできます。団体やグループでの見学も受け付けてい
 ますので、お気軽にご利用ください。
 また、福祉用具の活用、住宅改修について、福祉の専門家を派遣する相談
 事業も行っています!(無料)
 ・連絡先:福祉機器展示室
 ・電 話:0243-23-8316
 ※詳しくはこちらをクリック↓
  http://www.f-miraikan.or.jp/care/exhibition.html
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●○県民介護講座のごあんない○●(5月~6月開催) ※受講料無料
 県民のみなさんを対象に、介護についての基本的な技術と基礎的な知識を
学んでいただく初歩的な講座です。
「介護」に関心のある方であれば、どなたでもお気軽に参加いただけます。

★初級介護講座 5月30日(土)10:00~15:30 
 「そもそも介護って何だろう?」「介護が必要になったら、どうしたら
いいの?」そんな疑問に介護のプロがお答えする最初の一歩に最適な講座
です。
内容:「介護の心構え、安心で安全な介助の方法、介護サービスの活用法」
   など
   ※会場は、鏡石町公民館です。

★介護実技基本講座~コツをつかもう!らくらく介護講座~13:00~16:00 
 ~介護の心構えを理解し、テーマごとに介護方法について、実技を交えて
  学びます~
  6月 6日(土)は、「安全な移動介助とその方法」です。 
           車いすや杖の正しい使い方など、様々な用具を活用
           し、よりラクに移動させる方法を学びます。
  6月27日(土)は、「食事の介助とその工夫」です。
           身近なものや福祉用具を活用した食事介助について
           学びます。
           また、トロミ・ゼリー補助食品なども試食します。
           ※会場は、いずれも福島県男女共生センターです。

★介護ワンポイント講座~知って得する!トクトク介護講座~13:00~15:00 
 ~介護や高齢者福祉に関するテーマを毎回設定して、講義を中心に学び
  ます~
  5月23日(土)は、「介護用語を覚えよう」です。
           福祉・介護分野の法律や施設種類、職種など、
           これから介護の知識を学ぶために必要な介護用語を
           解説します。
  6月20日(土)は、「認知症を正しく知ろう」です。
           認知症は誰にでも起こりうる脳の病気です。認知症
           の種類やその症状、また本人への接し方について学
           びます。
           ※会場は、いずれも福島県男女共生センターです。

 ※講座の全日程については以下のアドレスを(福島県社会福祉協議会
  ホームページ)ご参照ください。↓
  http://www.fukushimakenshakyo.or.jp/1000/1301.html
  詳細につきましては、下記問い合わせ先にお問い合わせください。

 【県民介護講座についての問い合わせ先】
  福島県男女共生センター内
  福島県社会福祉協議会 介護実習・普及センター
  TEL:0243-23-8306  FAX:0243-23-8314
  メールアドレス:kaigo@fukushimakenshakyo.or.jp
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● 原子力災害避難者の方への宿泊料助成
  当センターでは、原子力災害により避難されている方を支援するため、
 当センターの宿泊室を通常料金より低い金額で提供しております。
 格安でご利用いただけますので、家族や友人等との交流にご利用ください。
 ・原則として火曜日から土曜日(年末年始は宿泊できません)
 ・対象となる宿泊目的
  地域コミュニティの維持や家族・親族・友人等との交流を目的とした宿
  泊が対象となりますので、業務や観光目的の宿泊は対象となりません。
 ・宿泊料金
  シングル利用:1人当たり1泊3,000円
  ツイン以上利用:1人当たり1泊2,600円
 ※詳しくはこちらをクリック↓
  http://www.f-miraikan.or.jp/topics/2014/01/post-6.html 
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  E-mail:mirai@f-miraikan.or.jp
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      福島県二本松市郭内一丁目196-1
      電話0243-23-8301 Fax0243-23-8314
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