「男女共同参画の視点からの防災研修」を実施しました!

【趣旨】
 東日本大震災の経験から、避難所や応急仮設住宅等における復興・防災の対策において、
男女や高齢者、障がい者、外国人などの方たちのニーズの違いなどから、対応や配慮する
ことが難しかったことにより、平常時からそれらの視点(男女共同参画の視点)について
関係者が理解していくことが重要です。
 そこで、行政(男女協同参画・防災)担当者及び、福祉関係者(社会福祉協議会、福祉
施設等)の方を対象として、内閣府が作成した「男女共同参画の視点からの防災研修プロ
グラム」をテキストとして研修を行いました。
 ※主催:福島県男女共生センター  共催:南相馬市  協力:郡山市
 ※郡山市、南相馬市でそれぞれ開催。研修内容は同じ。

(1)郡山市開催
  日時:10月12日(木)10:30~15:40 
  会場:郡山市立中央公民館・勤労青少年ホーム
  講師:坂田 静香氏(NPO法人男女共同参画おおた理事長、NPO法人全国女性会館協議会
     常任理事・事務局長)
  内容:①実践事例による、復興・防災と男女共同参画に関する基礎知識を学ぶ
     ②避難所運営などの事例による意見交換(グループワーク)

(2)南相馬市開催
  日時:10月13日(金)10:30~15:45
  会場:南相馬市消防・防災センター
  講師:坂田 静香氏(NPO法人男女共同参画おおた理事長、NPO法人全国女性会館協議会
     常任理事・事務局長)
  内容:①実践事例による、復興・防災と男女共同参画に関する基礎知識を学ぶ
     ②避難所運営などの事例による意見交換(グループワーク)

※研修の様子
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※参加者のご意見・ご感想

(1)郡山市開催
 ・参加する前までは、男女共同参画と防災が結びつくイメージがなかったが、今回の研修を受講し、
  男女共同参画の視 点からの防災施策の重要性を学ぶことができた。
 ・男女共同参画、防災、福祉の担当者同士でワークを進めることによって多様な視点を学ぶことが
  できた。この学んだ ことを男女共同参画・防災の部分で生かしてきたい。
 ・避難所に必要なもの、生活する上で起こる困りごとなど、改めて何が必要か考えることができま
  した。自分で思って いたよりも多くの問題があることが分かりました。

(2)南相馬市開催
 ・防災に男女共同参画がどうして必要なのか、ワークを通して実感することができた。
 ・有事の際でも男女共同参画について考えるのは重要だと思うが、災害対応にもあたり、余裕のない
  中で男女共同参画 にも気を使って対応するのは難しいため、平時からの準備が大事。
 ・大変参考になりました。今後の業務に生かしたいです。