講座報告
【対面開催】12/21開催「ジェンダー平等カフェ」
- 日 時
- 2024年12月21日(土)13:30~15:00
- 会 場
- 福島市男女共同参画センター 中会議室
- 講 師
- 鴻巣麻里香さん(KAKECOMI代表)
内容
実施内容
12月21日(土)、当センターでは初めての企画となった、10代・20代のユース世代を対象としたジェンダー平等カフェを実施しました。
会場となった福島市男女共同参画センターの目の前には、福島市まちなか広場があります。
開催日にはちょうど「ふくしまクリスマスマーケット」が行われており、そのにぎやかさがジェンダー平等カフェの会場にも流れ込んでくるようでした。
当日ご参加していただいた方は11名。性別問わず、高校生から社会人、バックグラウンドも多種多様な方々に集まっていただきました。
定刻となり、司会から開始の挨拶ののち、本日のゲスト講師、鴻巣麻里香さんの「だれかのジェンダーからわたしを守るーバウンダリーの引き方ー」と題したお話をしていただきました。
鴻巣さんのご著書『わたしはわたし。あなたじゃない。10代の心を守る境界線「バウンダリー」の引き方』(リトルモア社)をベースとしたお話に、参加者の方々はご自身の今までを振り返り、自分自身のバウンダリー(こころを守る境界線)をもう一度とらえなおすことができました。
講演後は、グループトークです。ジェンダーについて普段感じるモヤモヤについて、2つのグループに分かれて自由にトークします。
幼少期の違和感、学生時代の理不尽、働きだしてからのモヤモヤ……
その時その時の段階に応じて生じてきたモヤモヤたちは多種多様で、共感したり、新しい見方になったり、ジェンダーの多面性を感じました。
鴻巣さんには各グループに参加していただき、それぞれのモヤモヤに対する知見や話題の提供をしていただきました。
約1時間のグループトークはあっという間に過ぎ、閉会の時間。
鴻巣さんからは「モヤモヤをモヤモヤのままにしておくことも大切。そのモヤモヤに意味付け(~されたから成長できた等)をすることで、モヤモヤを与える側になってしまうかも。」とまとめの言葉をいただきました。
閉会後も参加者の方同士で和気あいあいと話していらっしゃる様子もあり、最後まで和やかな会となりました。
参加者の感想
・ジェンダーに触れる話し合いが初めてで貴重な時間だった。
・対面で普段気軽に話しづらい話題を共有することができた。ぜひ今後もこのような場があってほしい。
・安全性に配慮し合った対話をすることができた。
・ジェンダーについてほかの人と話すのが初めてだったので、共有できた、話せたのがすごく良かったです。
・考え方の偏り、それを疑うかどうかが男女や年齢、地域によって変わること、それが柔らかいことで人が傷つくこと、知識がないことで逆に気づかないで傷つかないこと(傷ついたことに気づかない)があり、面白いと感じました。
・同年代との交流が持てるところが非常によかった。
・普段は休日は家にこもりきりのため、友人に参加を促されてよかった。
・関心がある人間、努力している人間はたくさんいるということ、顔が見えることは大きい発見だった。
・グループトークの時間がたっぷりあってよかった。
・お菓子も用意していただき、参加しやすい雰囲気でよかった。
第2回のお知らせ
好評をいただけた第1回でしたが、対面による開催ということで、県北・県中の方の参加が中心でした。
遠方の方にも是非参加いただきたいと思い、第2回は平日夜のオンライン実施で企画いたしました。
今回の講座報告を見て、参加してみたいと思われた方は、ぜひお気軽にご参加ください。
詳細はこちらのリンクからご覧ください。